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M&Aマッチングサイトのおすすめ6社を徹底比較|手数料・案件数の違いは?

M&Aマッチングサイトのおすすめ6社を徹底比較|手数料・案件数の違いは?

M&Aの譲渡・譲受を考えたとき、まず候補にあがるのが「M&Aマッチングサイト」です。バトンズ・TRANBI・M&Aクラウドなど主要6社は、手数料もサポート体制も大きく異なります。この記事では、2026年時点の最新情報をもとに、6社の特徴・手数料・案件規模を比較し、自分に合うサービスの選び方を解説します。

この記事でわかること

  • 主要なM&Aマッチングサイト6社(バトンズ・TRANBI・M&Aクラウド・スピードM&A・fundbook・MAfolova)の特徴と手数料
  • 「無料」とうたうサービスでも、実際にはどこで費用が発生するのか
  • 料金以外に比較すべき「サポートの手厚さ」「案件の公開範囲」という軸
  • 自分の会社の規模・状況に合ったマッチングサイトの選び方

M&Aマッチングサイトとは?

M&Aマッチングサイトとは、会社や事業の譲渡・譲受を希望する人同士がインターネット上で案件を掲載・検索し、交渉相手を見つけられるサービスです。サイト内でM&Aを成約させることが目的ではなく、あくまで「相手を探す場」であり、気になる案件が見つかれば直接交渉するか、運営会社やアドバイザーの支援を受けて話を進めるのが一般的です。

かつて大企業同士の話と見られていたM&Aは、後継者不在に悩む中小企業や、独立を考える会社員個人にまで広がる一般的な選択肢になりました。それに合わせて、案件を探す入り口としてマッチングサイトの利用が急速に増えています。

なぜM&Aマッチングサイトが増えているのか?

M&A仲介会社に依頼すると、着手金・中間金・成功報酬など多額の費用がかかるのが一般的です。マッチングサイトはこうした費用の一部、あるいは大部分を省けるため、これまでM&Aに縁がなかった中小企業や個人事業主でも利用しやすくなったことが増加の背景です。

M&Aマッチングサイトの仕組みを示す図。売り手と買い手がマッチングサイト上で案件の掲載・検索・条件による絞り込みを行い、気になる相手にアプローチする。マッチング成立後は、直接交渉または仲介会社・アドバイザーのサポートを受けながらデューデリジェンスや条件交渉を経て成約に進む。

インターネットでモノを売買するEC(電子商取引)が当たり前になった流れがM&A業界にも波及し、小規模な案件を専門に扱う「マイクロM&A」向けのサイトも増えました。特定の業種に特化したサイトや、非公開案件だけを扱うサイトなど、性格の異なるサービスが並び立っているのが現在の状況です。

バトンズ(Batonz)の特徴・手数料は?

バトンズは、会員数33万人超・掲載案件4万1,000件超を誇る国内最大級のM&Aマッチングサイトで、売り手は無料、買い手は成約額の2%(最低27万5,000円)というシンプルな料金体系が特徴です。

運営するバトンズ株式会社は、中小企業M&A仲介最大手の日本M&Aセンターホールディングスの持分法適用会社で、2026年4月には東証グロース市場に自ら上場しました。税理士法人や人材会社など1,800以上の専門家との提携によるサポート体制も強みで、業界シェアNo.1が5年連続で続いています。

一方で、取引額500万円以下といった小規模な案件では、最低手数料27万5,000円の負担が相対的に重くなる点には注意が必要です。

TRANBI(トランビ)の特徴・手数料は?

TRANBIは、登録と売り手側の利用が無料で、買い手が案件の詳細を見たり本名で交渉を申し込んだりするには、希望する売却額に応じた月額プランへの加入が必要というサブスクリプション型の料金体系を採用しているのが特徴です。

飲食・小売から医療・介護、Webサイト売買まで幅広い業種の案件を扱っており、2026年にはAIによるマッチング精度の向上、オンラインでのデューデリジェンス支援、エスクロー(第三者預託)決済の標準実装が進みました。かつての「買い手のみ成約額の3%」という手数料モデルから料金体系が変わっているため、利用前に最新のプラン内容を確認してください。

M&Aクラウドの特徴・手数料は?

M&Aクラウドは、買い手企業が買収ニーズを先に公開し、売り手側からアプローチを受けられる「募集型」のマッチングプラットフォームで、譲渡側は完全無料、譲受側はレーマン方式の成功報酬制です。

2015年、実際に自社を事業譲渡した経験を持つ及川厚博氏(現CEO)らによって設立されました。買い手企業が匿名を避けたい場合の「クローズドプラン」も用意されており、2026年1月からはAIマッチングシステム「KEPL」の提供も始まっています。買い手の手数料はプランや取引規模によって最低額が異なるため、具体的な金額は問い合わせて確認するのが確実です。

スピードM&Aの特徴・手数料は?

スピードM&Aは、着手金・中間金を設けない完全成功報酬制のマッチングサイトで、100万円程度の小規模案件から50億円を超える大型案件まで、幅広い規模の案件を扱っているのが特徴です。

運営する株式会社日本経営研究所は、秘密保持契約の締結機能やチャットでの交渉機能を充実させ、専門家を介さない売り手・買い手の直接交渉をサポートすることに力を入れています。ユーザー同士のスピーディなやり取りを重視したい人に向いています。

fundbookの特徴・手数料は?

fundbookは、独自プラットフォームとM&Aアドバイザーによる伴走支援を組み合わせたハイブリッド型のサービスで、他社より手厚いサポートを受けられる一方、手数料はレーマン方式で最低報酬2,500万円と高めに設定されています。

約2万5,000社の譲受企業データと100名以上のアドバイザーを抱え、着手金・中間金を設定していないのは「理想の相手との成約」を重視するためだとしています。2026年1月にはAIマッチングシステム「KEPL」の提供を、2月には国連UNHCR協会との寄付型提携を開始するなど、サービス拡充が続いています。

MAfolova(マフォロバ)の特徴・手数料は?

MAfolovaは、全案件が外部に一切公開されない「完全非公開型」のマッチングサイトで、売り手は無料、買い手は成約時に1.5%(税別)の手数料がかかります。

もともとはエン・ジャパン株式会社が2018年に始めた事業ですが、2020年12月にピナクル株式会社グループの「株式会社MAfolova」として分社化され、現在はこの会社が運営しています。登録買い手企業は8,700社、累計の案件紹介は3,400件を超えています。買い手企業が登録した買収ニーズをアドバイザーが閲覧し、個別に案件を打診する仕組みのため、他サイトには出てこない非公開案件に出会える可能性があります。

自分に合うM&Aマッチングサイトの選び方は?

何を最優先するかによって、選ぶべきサービスは変わります。手数料の低さを重視するならTRANBIやスピードM&A、サポートの手厚さを重視するならfundbook、案件の非公開性を重視するならMAfolovaというように、軸を決めると選びやすくなります。

サービス名売り手手数料買い手手数料の目安サポート形式
バトンズ無料成約額の2%(最低27.5万円)プラットフォーム型
TRANBI無料月額プラン(詳細閲覧・交渉時)プラットフォーム型
M&Aクラウド無料レーマン方式(プランにより異なる)募集型プラットフォーム
スピードM&A無料成約時のみ(着手金・中間金なし)プラットフォーム型
fundbook無料レーマン方式(最低2,500万円)ハイブリッド型
MAfolova無料成約額の1.5%(税別)完全非公開型

M&Aマッチングサイト6社を「手数料の水準」と「サポートの手厚さ」の2軸で位置づけた図。左下に手数料が低くサポートが薄いTRANBI・スピードM&A、右上に手数料が高くサポートが厚いfundbook、その中間にバトンズ・M&Aクラウド・MAfolovaが位置する。

比較の軸は、大きく次の4つに整理できます。

  • 手数料:売り手・買い手のどちらが負担するか、最低手数料はいくらか
  • 案件数・案件規模:自社の希望譲渡額に対して、案件の厚みがあるか
  • スピード:直接交渉が中心か、審査や仲介を挟むぶん時間がかかるか
  • サポート体制:自分だけで交渉を進められるか、専門家の伴走が必要か

複数のサイトに同時登録して反応を比較するのも有効な進め方です。ただし秘密保持の観点から、登録するサイトの数は絞り込んでおくほうが安全です。

まとめ

  • M&Aマッチングサイトは、仲介会社に比べて低コストで案件を探せるサービスである
  • 手数料は「売り手無料・買い手負担」が主流だが、金額の決まり方はサービスごとに異なる
  • 手数料の安さだけでなく、サポートの手厚さや案件の非公開性も比較軸になる
  • 複数のサイトを併用しつつ、自社の優先順位に合ったサービスを選ぶのが近道である

M&Aクラウドについては、業界初の募集型M&Aプラットフォーム「M&Aクラウド」とは?特徴からサービス内容まで徹底解説!でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

よくある質問

M&Aマッチングサイトは無料で使える?
多くのサービスで売り手は無料です。買い手も案件の閲覧までは無料なことが多いですが、本名での交渉や成約の段階になると、手数料や月額料金が発生するのが一般的です。サービスごとに料金体系が異なるため、利用前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
手数料はどのくらいかかる?
買い手だけが成約時に費用を負担する完全成功報酬型が主流で、多くはレーマン方式(取引金額に一定の料率をかけて算出する方式)を採用しています。ただし最低手数料はサービスによって数十万円から数千万円まで大きく異なります。
マッチングサイトと仲介会社の違いは?
マッチングサイトは案件を探す「場」を提供するサービスで、仲介会社は交渉やデューデリジェンス、契約書作成までアドバイザーが伴走するサービスです。fundbookのように両方の性質を併せ持つハイブリッド型もあり、境目は年々曖昧になっています。
個人でもM&Aマッチングサイトを利用できる?
利用できます。多くのサイトが数百万円規模の小規模案件(マイクロM&A)を扱っており、会社員や個人事業主が買い手として登録するケースも増えています。

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